学生ランナーと朝練!朝練をする?しない?

昨日の陸上教室で「朝練はいるorいらない」ということを監督・コーチが話されていました。

監督もコーチも、世界で実業団で活躍されてきた方。

結論は「朝練はいらない」で一致!

今日はそんな一コマを掘り下げていきます。

僕の現役時代…朝練は毎日してました

走ることが好きになり始めた中1の夏

朝練は欠かさずしてました。アップダウンのある外周コースを黙々と。

 

高校時代。当時の先輩は国体にも出たような方で、確か夏休みだったか僕、3部練とか4部練してるよ!と。

そりゃ、そんなすごい選手がしてるんだから僕も負けじと3部練くらいはやりました。

 

結果…おそらくその頃からだったと思いますが、下半身に違和感を感じ始めました。

今振り返ると、中学時代に距離を踏んでないのに、高校でいきなり距離を踏むことってリスクでしかない…

 

「練習は裏切らない」

 

 長距離ランナーが陥りやすい罠 ですね。確かにある程度のところまでは期待通りの結果も出ました。

でも、身体に向き合わなかったら、そこで終わりなんです。いつかオーバーワークで身体は悲鳴をあげます。

 

なぜ監督たちが「朝練はいらない」というスタンスか?

 

「いやいや、距離を踏まないと体力つかないし、タイム伸びないじゃん」

「怠けてるの?」

当時の僕はこんな感じの考え。

 

でもトップで戦った選手が「朝練は必ずしも必要じゃない」って言うには、ちゃんと理由があるし、今の僕も同じスタンスです。

 

朝練が必要ではない3つの理由
  1. 走行距離を伸ばすことは怪我のリスクを伴う
  2. 朝練のために早起きするなら、睡眠時間を確保してほしい
  3. 将来の伸び代は残しておきたい

 

話し合った結果、ざっくりと上の3つが大きな理由。

 

特に①は大切。

長距離ランナーが怪我で走れないときの理由のほとんどは、オーバーワーク。つまり、身体の使い過ぎ。

ランナーの競技特性には、 サッカーや野球のようにスキルでパフォーマンスをカバーできない ことがあります。

 

「スキルでカバーできない」

 

無意識のうちでもこれを感じてるランナーは多いはず。だから練習!練習!練習!

同学年でも1.2.3月生まれの人なんて不利だし、真面目な子ほど余計にこうなっちゃうんじゃないでしょうか?

 

 

医学的に距離の目安は存在するのか?

 

以前に日本臨床スポーツ医学会からランナーへ、障害予防のためにこんなアドバイスがされました

  • 平均の1日走行距離を中学生では5~10km(月間200km)にしましょう
  • 平均の1日走行距離を高校生では15km(月間400km)にしましょう
  • 平均の1日走行距離を大学・実業団で30km(月間700km)にしましょう

 

ちなみに他の報告では、疲労骨折の報告ですが、 高校女子ランナーで週間走行距離100km以上 という言葉が出ています

 

 

週に100km。つまり月間400kmですね。やっぱりこの数値は1つの目安になるかもしれません。

監督・コーチにこの数字を提示したときも

感覚的にはそんな感じかな!

と、ほぼ同じラインを言われてました。

 

朝練はまるっきりなしか?

ただ実際のところ、全国駅伝常連校から普通の学校まで朝練はあると思います。

全国高校女子駅伝に出たことがある人に聞いたら、

朝練ありますし、月に500~600kmくらい走ってましたよ

とも言ってるんですよね。

 

各ランナーが最大目標をどこに置くか、いつまで陸上選手であり続けたいかを考えることも、とっても大切です。

長くランナーであり続けたい、伸び代は高校・大学までとっておきたいなら…分かりますよね?

それでもやっぱり朝に何かしたいんだったら、身体の柔軟性だったり自重トレーニングはありです。

 

 朝練=身体のメンテナンス・ケア 

 

この位置付けくらいが良いと思います。

それで、怪我なく日々の午後練をおもいっきり行えれば、記録もきっと伸びていきますよ!

 

まとめ

  • 朝練で走ると走行距離が延びて、怪我のリスクが出るから朝練はいらない
  • 朝練=身体のメンテナンスの位置付けくらいがちょうどいい

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ABOUTこの記事をかいた人

理学療法士 and PRピラティスインストラクター and 陸上教室トレーナー! 病院は急性期総合病院でスポーツ・整形疾患を中心にリハビリをしています!