リカバリー方法には食事・アイシング・睡眠・交代浴などたくさんあります。でも、残念なことにいつ・何を・どうすれば良いという『正解』はありません。
時間・設備的な制約や、同じことを複数人に行っても全員が同じ感覚を持つとも限りません。
だから、色々試してみてその中から自分に合うものを見つけていくことがベスト
そんなリカバリー方法の1つに、コンプレッションウェアというものがあります。
- コンプレッションウェアを普段から使ってるけど、リカバリーに繋がる理由も知りたい
- 遠征や試合で移動が必要で、アイシングやストレッチなどを行うことが時間的に難しい
- 学校〜家までの移動時間が長い
目次
コンプレッションウェアとは

コンプレッション(Compression wear)は圧縮という意味で、コンプレッションウェアは着圧ウェアとも呼ばれています
伸縮性の高い生地によって身体に圧をかけることで、多くのメリットをもたらしてくれるものです
上半身用のものをコンプレッションウェア、下半身用のものをコンプレッションタイツやコンプレッションパンツと呼びます
夏用・冬用があり
- 夏向けのものは、吸収・乾燥・着た際の冷感・消臭機能
- 冬向けのものは、保温や保湿機能
などの機能があります
コンプレッションウェアの効果
- 運動機能の向上
- 筋肉の無駄な動きやブレを抑える
- 血行を促進して、むくみの予防・改善
- ケガの予防
- 運動後の疲労回復
着たときの主観的なフィット感も良いです
身体がコンプレッションウェアの軽い圧で引き締まった感覚が得られ、”動きやすい”と感じるランナーも多いはず。
気持ちの切り替えという点でも、コンプレッションウェアはおすすめです。
そんなコンプレッションウェアですが、この記事では主に「コンプレッションウェア×リカバリー」に絞ってお話ししていきますね!
コンプレッションウェアがリカバリーに効く理由
コンプレッションウェアやパンツをすでに着てる方は実感してるからこそ、着続けているのだと思います。
運動後の回復中におけるコンプレッションの長時間着用が、筋機能の回復を促進させる可能性がある
30分のジョギング後、通常のウェアに比べてコンプレッションウェアを着用した群では、筋肉の損傷が抑えられ、回復にも一定の効果がある
コンプレッションウェアの就寝時の着用は、高強度の短縮性および伸張性筋活動後に生じる筋疲労の回復促進につながる
このようにコンプレッションウェアとリカバリーに関しては多くの報告がされています。
血流を促進する

身体に圧をかけることで血流を促進し、むくみを防止してくれます。
筋肉が圧迫され、血管を収縮する力が強くなり筋肉のポンプ作用を強くしてくれるからですね!
看護師さんなど立ち仕事の人がむくみ防止に弾性ストッキングを履くのと同じ理由です
筋肉を安定させ、動きの無駄をなくす

歩いたり走ったりするためには筋肉を動かす必要があります。その動きの中で、例えば着地のときのように衝撃が加わると筋肉は大きくブレます。
言ってみれば、動きやすい着るテーピングみたいな感覚ですね
ランニングなどの体重に耐えるクールダウン活動は運動直後の筋肉痛を悪化させる可能性がある
こんな報告をしたものが海外にありますが、競技レベルによる違いは考慮する必要があります。
例えば、中学1年生と3年生の1500m専門選手。1年生は5分、3年生は4分20とします。
これは明らかにレベルが違います。レベルが違うのにクールダウンとして、ジョグを同じように20分では身体に対する負担も違ってきます。
練習は学校で行い、その後に徒歩あるいは自転車で帰宅するとします。中学生なら自宅が近い人が多いかもしれませんが、高校生では長い人では1時間かかる人もいるでしょう。
学校でのクールダウン量は適切でも帰宅までの運動量を考えると身体にかかる負担は大きいですよね。
どんな人にオススメか
- 試合や練習後にすぐに帰らなければならず、アイシングやストレッチ、マッサージなどをする時間がない
- 練習後、帰宅せずに塾に行かなければならず、リラックスできる時間が確保できない
- 練習場所〜自宅までの帰宅時間がかかり、自転車や徒歩の時間も長い
このような方におすすめ
ジョギングやアイシングなどクールダウンの代わりにコンプレッションウェアを活用してみましょう!
まとめ
- コンプレッションウェアは血流促進・筋肉のブレを軽減することで、疲労回復・筋肉痛軽減・炎症軽減に効果的
- 練習後のストレッチやマッサージに時間をかけれないときにおすすめ
最後にお伝えしたいことは、『部活動の練習時間だけが練習ではない』ということ。
練習が終わり、家に帰るまでの間までが練習だと考えると、補食はどうする?移動時間が長ければ身体に負担かからない?など色々考えなければならないことができてます。
リカバリー方法に正解はありませんが、自分に合うものを見つけていきましょう。
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